逮捕

警察が違法賭博の当事者に 兵庫県警9人を書類送検、内部規律に疑問

兵庫県警は、警察官9人がオンラインカジノで違法に金銭を賭けていたとして、全員を書類送検し、懲戒処分とした。対象には県警本部や警察署に勤務する巡査部長や巡査長が含まれる。警察が違法賭博に関与する側となった事実は重い。

書類送検されたのは20代から30代の男性警察官9人だ。常習賭博容疑が適用された27歳の男性巡査長は停職6カ月の処分を受けた。他の8人は単純賭博容疑で、減給3~6カ月とされた。いずれも職務時間外に賭博を行っていたという。

中心となった巡査長は、2024年12月から2025年6月までの間に、スマートフォンを使ってオンラインカジノにアクセスしていた。賭博回数は約3000回に上る。警察の調べに対し、事実関係を認めている。

「やってはいけないことをやってしまった。
毎日反省をしている」

監察官室によると、9人のうち6人は当時、同じ警察署に勤務していた。同僚からオンラインカジノの存在を教えられたケースもあったという。県警は、職場を通じて賭博が広がった可能性があるとみている。

今回の問題は、外部からの情報提供によって発覚した。「警察官がオンラインカジノで金儲けをしている」との通報があり、県警が調査を進めた。関係者はいずれも、違法性の認識が不足していたと説明している。

「手を出す前に犯罪と分かるべきだった」

県警は同日、別の不祥事についても発表した。勤務時間中に飲酒やパチンコをして職務を怠った警察官が確認され、管理職を含む複数人が懲戒処分を受けた。組織全体の統制が問われている。

この点について、監察官室長は次のように述べている。

「多数の職員を処分するに至った事実を重く受け止め、職務倫理教養に取り組む」

兵庫県警は再発防止に向け、職員への指導を強化するとしている。警察への信頼回復には、実効性のある対応が求められる。

おすすめ